ミスiD2018 大森靖子賞

No.57
スイ
1997年6月9日生まれ (20才)
162cm / B91 W59 H90 / モデル,文学,美術 /
自己紹介PR
内側から溢れる猜疑心と嫌世感で絵を描く。ふと、劣等感や悪意ある囁きに押しつぶされそうになり、描くことが空虚で無意味なことに思えてくる。眠れない夜と起きれない朝を繰り返し、全てを真っ黒に塗り潰して、なにもかも破り捨ててしまいたくて、インプットの楽しさと気軽さに靡く、もう描かないと忘れたふりをする。すると何かが足りなくて。ふとした瞬間にまた、筆をとってしまう。必死にしがみつく。描くことに、美術に。そうして、美術が好きなんだと気付く。その魅力にとらわれ、みっともなく縋ってしまう。好きだから。絵で食べていくことはできなくても、どんな形であろうと関わって生きていきたい。
もう2つ好きなことがある。写真と言葉だ。
いつもより丁寧なメイクに、お気に入りのワンピースや、永遠のテーマである制服を着て。真実を写すはずの写真に収まる、普段とは明らかに異なる自分の姿。物心ついた時から不思議に思っていた、自分だけが唯一自分を生で見れないということ。写真に写る自分をみるとその不思議をほんの少し、乗り越えられるような気する。
何かについて言葉にすることは描くこととは違って、人の作品やある物事について言葉を当てはめる再構築だ。圧倒的に魅せられて、意識がぐらっと暗転するあの瞬間。日々の中でふと気づく彩度の高い空間。自分だけが感じた白昼夢のような小世界を説明していく。言葉ひとつとっても、漢字がひらがなだったりするだけでニュアンスが大きく変わる。なんども書き直し考え直し、より適切な言葉をパズルみたいに組み合わせる。そんなことに対してなんとなく意義を感じる。言葉を紡ぐことに幸福とある種の使命感を持つ。
“己との戦い”なんてなくて、何かをつくるときに戦わないといけないのは、見えない敵意とか差別とか、世界や社会だと思う。世界VS自分では白旗振ったところで逃れるすべはない。だから自分ぐらいは自分の味方でいたい。
すっぴんにパジャマで、髪を振り乱しながらひたすら画面と向き合って筆をとる孤独な自分と、化粧をして着飾る、誰かの目を見て声を聞いて、言葉や身体で人と関わることに喜びを見出すような自分。どちらの自分も大切にしたい。
みる為の目とつくる為の身体、つたえる為の声を持って生まれてしまったからには、明けない夜の先にあるまだ見たことない世界へ手を伸ばしたい。



将来の夢:美術に関わって生きていくこと

チャームポイント:外見:髪と目 中身:愚直なところ

最近起きたウレシイ出来事:ミスidプレエントリーを実行委員会推薦枠で通過したこと、思っていた以上に周りの友人や家族がそれを応援してくれたこと。

最近起きた悲しい出来事:父に 「好き勝手させるのはあと5年」と宣告されたこと。

好きな映画:ハリー・ポッターと賢者の石 /ミッドナイト・イン・パリ

好きなアーティスト、音楽:黒木渚 ・JUDY AND MARY

好きな本:とるにたらないものもの(江國香織)/うれしい悲鳴をあげてくれ(いしわたり淳治)/本性(黒木渚)

「これだけは人に負けない!」というもの:モネとヨンキントについて考えている時間

人生で「これだけは経験しておきたい」こと:個展を開く・写真集を作る

落ち着くと思う場所:夜のベランダと旅先

好きな言葉:よく過ごせた日には、安らかな眠りが訪れる。だから、よく過ごせた人生には、安らかな死が訪れる。

選考委員以外の場合、どこで知ったか:イチジョウリヲ。さん
審査員のコメント
青山裕企
美術に関することはともかく、ミスiD期間中に、自分の見せ方がすごく成長したなと感じます。
今回の賞は、確実に今後生きる、表現する糧になると思うので、頑張って欲しいです。
写真モデルも、突き抜けた表現が見てみたいですね。


大森靖子
睡と私は、同じ美大の同じ学科です。同じ地獄をみていると思うんです。
だから作品がこんなに雑然と混沌としてしまう理由も、それでもよれない情熱も、作品にすら昇華できずインターネットにぶつけるしかない劣情も、全部わかっているつもりです。

このような場にわざわざ出てきたのはわたしも一緒だから、猛烈なインプットを心中すると決めている芸術以外のところで得て、自分の表現へ返還、転換していく感覚も、それがどんなに勇気のいることかもわかります。

ミスiDの賞を決める最終選考とき、「美術をしている人がかなりのクオリティでかけるものをつくっていて、それぞれ人間的にも素晴らしかったので、芸術枠のようなもので括って何人かに賞を」という話になりました。私はそれを断固拒否してしまいました。

だって芸術の中に引きこもっていることなんてめちゃくちゃ簡単だしそれはとても幸せで、一生そこにいたってかまわないのに、それは一般的なイメージでいう理想の結婚のようなものなのに、それでも何かに賭けたくてわざわざそこから表に出てきてくれた人を、また芸術という枠で括るなんて、失礼だと思ったから、違うなって。

で、ここに来てくれたからには言うと、まじでおっぱい最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!顔とおっぱいが似合ってる最高!!!!!!!!!!!!!!!!
写真も最高!自然とか深い風とかキシキシと音のなる木の家とかが似合うね最高!!!!!!!!!!

他の子にはセクハラになったら嫌だなって思って言わなかったけど睡とはこの賞でもう相思相愛なわけでしょだから言うね、
ちょーーーーーエロいーーーーーーーさいこーーーーーーーーーこの質感のエロさが今足りないーーーーーーー湿気ばかりがエロと思うなよってかんじーーーーーーーーーー(湿気もすき)

というわけで、馬鹿な顔をしても本気になっても愛せるよ。
これからのからだの乗りこなし方、期待しています。
大山卓也
ミスiD2018のミューズ。きりっとした一重の目とか肉感的なスタイルとかビジュアル的なよさも相当あるし、美術専攻というアカデミックな資質も含めて、ほかにあんまりいないタイプの女の子だと思います。あと今回の選考期間を通して、真面目さや芯の強さはそのままに、最初にあったヘンな硬さがとれて人柄の柔らかい部分が見える感じになったのもよかった。自分がやりたいことを突き詰めながら表現の純度を上げて、これからの人生ずっと自由に楽しく泳いでいってほしいです。
岸田メル
表現者としてあろうとする姿が、骨があるというか、確固とした感じでとても魅力的でした。若いのにいい意味でどっしりしたセクシーさもあって、地に足がついた迫力がありますね。アーティストとしてはまだまだ発展途上だと思いますが、若いのでどんな未来にも繋がるかと。応援したいです。
小林司
個人的に「見つけた」感がいちばんあったのが、この睡かもしれません。
カメラテストも、最終面接も、朝一に来て1日かけて絵を描いていました。そんなの描いた絵を持って来ればいいのに。
でもそれができないのが睡という女の子なんだなと、だんだんわかってきました。
いろいろいいところことはあるけどまず目。一重のほんとうにきれいな目です。ひさびさに目だけ見てぞくっとしました。
そしておっぱい。いやすみません。肉体美。肉体美って、昭和感丸出しな言葉ですが、谷崎潤一郎やゴーギャンがもし生きてたら、睡を見てとんでもない傑作を書くでしょう。ジャングルにときなはっても誰よりも美しくオーラを放つでしょう。肉体美って、もうすべてを超えるのです。
とくに胸と太もも。ここ数年見たどんなAVよりグラビアより正直グッときます。窮屈な環境がいつか彼女を解き放ち、その肉体と美への探究心を伸びやかに早く見せてくれますように。
佐久間宣行
好きなものを武器にして世界を生き抜いていきたい、という強い意志に感動しました。
コンプレックスも全部出せるようになったと語るその姿は、それ自体が作品みたいに格好良かったです。
東佳苗
美人なのにどうしてか、ずっと鬱屈していて、絵にも写真にも文章にもそれが主に出ていて、
良くも悪くもそれが睡で、きっと今は人生的にしょうがないのかもしれないけど、一個上がり迎えた睡にも出会いたいかな、と私は思います。