ミスiD2020 / sakabemikio賞

No.77
常住奈緒ツネスミナオ
1999年3月4日生まれ (22才)
164cm / B79 W59 H82 / 演劇 /
自己紹介PR
はねるつみきという劇団を主宰している劇作家です。私は口唇裂という病気で、鼻から歯茎にかけて裂けて生まれました。

「頑張ればみんなと同じ普通の顔になおるから」という大人の言葉を信じて、私は度重なる手術を頑張ったのですが「みんなと同じ普通の顔」にはなれず、今も傷は残り顔は歪んでいます。思春期当時、テレビは面白おかしく整形を取り上げていて「生まれたままの顔を変えるなんて親不孝」という人がいて、生まれた直後から生まれたままの顔じゃない私は絶望に暮れました。 テレビにも雑誌にも田舎にも私みたいに顔が変な人なんていなかったしやっぱり可愛さでカーストはあるから私だけ人間じゃないと感じていて、機をみて死ぬしかないと思っていたけど、お笑いが面白くて、ピカルの定理を来週も観たくてギリ生き残りました。

わたしが辛かった原因の大きなひとつは口唇裂で幸せに生きてる人のモデルケースを見つけられなかったからです。芸能人には口唇裂の人ほぼいないし、インターネットにも情報が少ないです。どれだけの子供が人と違うというだけで自信を削がれ可能性を潰したのか。考えるたび胸が苦しいです。夢と幸せを叶えて、私自身をモデルケースのひとつにしたい。それが人生の夢です。

傷も歪みももう20年目になって、異物だったこれらはすっかり人生を孕んで真実味を帯びた私になりました。傷がなければ今の私はいません。傷を携えた私こそがそのままです。そのままの私を可愛いと言われたいです。奇形は笑えないからって理由でアイドルも芸人もなることを諦めてきたけど、そんなのくだんないぞ!って昔の自分覆しまくって証明したいです。



人間に対して生きながら得る主観的気づきとそれをドラマに書いた時に得れる客観的気づきの繰り返しで現実を認識しています これからは多様性の地獄へ突入しますがこの世はもともと地獄です より純な私になって、個性の資本主義社会、がんばる、という気持ち 分かり合えなさを前提にしないとコミュニケーション辛いけど共感してくれる人もいないと辛い 全ての人は0と100の立体的な揺らぎの中にあってその揺らぎを外側からそのままに多様性を可視化できる一番のツールが演劇ではないかとおもっています 私とあなたは共感しあえたり分かり合えなかったりできます 地獄においてはすべて希望です 楽しい地獄〜わたしは作家です!



将来の夢:シナリオを書いて生活し続けること 幸せを体現すること

特技:足で座布団を回して飛ばせます

好きな映画:愛のむきだし クレヨンしんちゃん映画(好き順1オトナ帝国 2ヤキニクロード 3ユメミーワールド)

好きなアーティスト、音楽:ハロプロ全般(特に後藤真希、松浦亜弥、石川梨華、嗣永桃子、佐藤優樹)、大森靖子、カネコアヤノ、バナナマン、バカリズム、東京03、ラーメンズ、GAG、Aマッソ、オードリー、山里亮太、りゅうちぇる、

好きな本:「天才はあきらめた」、「ナナメの夕暮れ」

「これだけは人に負けない!」というもの:地獄の数に対しての朗らかさ

人生で「これだけは経験しておきたい」こと:クレヨンしんちゃんの映画の脚本

元気アイテム:太陽の塔

好きな言葉:恐れがあるのは愛が足りてないから

あなたにとってのアイドル:ピース 佐藤優樹 ゆっきゅん

ミスiDをどこで知ったか:大森靖子さん
審査員のコメント
大郷剛
最終オーディション、素晴らしい演技で見入ってしまったし、奈緒さん自体にも人を惹きつけるものがある。
小林司
20歳の劇作家。劇団主宰。
本来は役者はやらないのだが、面接なので自分で書いた本を一人芝居で演じたのだがそれがまた強烈に素晴らしかった。「役者もやってもいいのでは?」という選考委員たちの絶賛に、「役者の方を褒められてしまった。本を褒められたかったのに…」とツイッターで凹んでいたので、そのあたりは本物。
生まれながらの口唇口蓋裂を何回もの手術で治しはしたものの、今では知らない人からしたらほぼ言われないとわからないようにしか見えないのだけど、その傷が心の中まで治っているものなのかは彼女しか知らないこと。
コンプレックスや醜形恐怖ベースの世界観が、人を笑わせる方向に向かったり、強烈にヘンテコでダークファンタジーな世界を作り出したりして、それはとても魅力的だ。でも、このままそこをずっと歩いていくというのは、ある意味、死と隣り合わせのアンバランスを抱えたまま何かを作っていくことだから、そことは別のもう少し楽な世界線も早く見つけてほしいような気もします。
コンプレックスを持つ世界中のあらゆる人の憧れになるような唯一無二の人に。
佐久間宣行
才能ある人がぐるぐる悩みつつも自分を表現し始める瞬間を見れるのは、こういうオーディションの最高の幸せの一つです。その幸せを今回存分に味わわせてくれたのは彼女だったかもしれない。うだうだまくしたてる面接も最高だったし、最後の一人芝居、とても爆発力がありました。見れてよかった。
SPOTTED PRODUCTIONS
女優→作・演出とバッサバッサ自己判断で切り捨てて他人に演出を任せたところ変にポップな跳躍を見せているっぽい「ゴミ捨て場にパンダ」が面白かった。ダークファンタジーが基盤なのか。今後どんな本を書くのか楽しみです。
中郡暖菜
インターネットで検索したときに自分の写真が一番だった、というのはきっとかなり衝撃的だったと思います。たくさん悩んだり、本当にいろいろなことを乗り越えて、だからこその唯一無二の魅力を今手に入れたのだと思います。おめでとうございます。同じように悩まれていたり苦しんでいたりする方の希望の星になってください。
夢月
本人は作家としての裏側を希望しているけど、見た目も可愛いし何より喋りも面白いし、女優とか喋るお仕事とかをしている姿が見たいです!最終面接のトーク、ぶっちぎって面白かったです!笑
山崎まどか
すごく気になる存在。私には考えもつかない自由なフィールドにいる。彼女の個性がもっと知られれば、主宰者のパーソナリティとスター性がそのまま人気につながる劇団に発展していくのでは。
吉田豪
彼女は口唇口蓋裂の人で、カメラテストではその話とか劇団の話をしていたはずが、最終審査での赤裸々なトークが異常に面白くて一気に高評価となりました。佐久間宣行さんも含めて審査員全員を爆笑させた、あの面白さが表に出せるようになったらいいのに!