ミスiD2020 ファイナリスト

No.140
安永桃瀬ヤスナガモモセ
149cm / B75 W65 H75 / 文学,演劇 /
自己紹介PR
この間、世界中の人を幸せにしたいという人と話した。先ず明るくならないと幸せになれないと彼女に言われたけれど、其の儘を肯定すれば其れが幸せじゃないのかな。
私に出来る事は、書く事と花を生ける事。書物は戯曲や小説、華道は師範で時々教えています。好きな事は芝居、着物、茶道、文学、思想。まず文章を書き始めたのは、考える事が多すぎる割に記憶力が悪いからだと思います。だから文章として自分の外に記録する事は、とても安心する。所でこんなに考える事が多すぎるのは、世界が前提としている色んな事を私は疑いすぎているので、途轍もなく渾沌とした場所にいるからだと思います。地に足着かず何処にも行けない此処で言葉を弄する阿呆。戯曲『阿呆船』の男は船に乗せないでくれと懇願したけれど、阿呆船は今や滅ばない世界で溺れる人の箱船みたい。フーコーの『狂気の歴史』を読むと15世紀には阿呆船が街々の阿呆を乗せては別の場所へ運んだそうだけど、大いなる閉じ込めを遥に超えて消毒されきった世界は行き詰まり、多様性を一瞬に消化して逆しまの巡礼の逆も正もなくコンパスを失った意志は阿呆に憧れる。狂人解放療法、ブラントの想像もつかない526年後の狂気を乗せたミスiDは宙に浮かぶ阿呆船。そして私はといえば川辺で此方を笑う人々へ其の足元を見下ろした事があるのかと問いたい。土の一粒に心奪われるのか、高みの見物を決め込んだ其処は底なし沼なのか。先ず其の地面から始めたい、穴掘り師が鍬を手に取るように凡ゆる物事は2つに分ける事から始まり、2つあれば其処には必然的に境界がある。さて私は現実とファンタジーの境界線上にいて、つまり境界線は線であるが故に細く窮屈で窒息しそう。そして船に跳び乗ったアルルカンは船底で地面を掘り始める。
次に花について。3本の枝花、天地人で宇宙をあらわす華道にはこの境界線はなく、此れを論理ではない論理で捉えようとする思想が好きです。境界線を越え(この[越え]が魔法的。彼方から此方に超えるのでなく其れを超える)る非論理的跳躍力のある作品を作り、誰かの世界を攪拌し自分も其れによって作られる共犯関係を結びたい。即興でつらつら書き連ねていてるとひとりでにモチーフが相似関係を結びメタファーが成立していくので、私が書いているというより書く事によって作品が私を作ってる気がして、そういう誠実さで唯々何か作り続けたいです。



将来の夢:作家、芝居(のようなもの)を作る、それからそれらに括り切れない表現をする

チャームポイント:着物

特技:華道(師範、時々教えます)

最近起きたウレシイ出来事:自分で脚本演出をした舞台を上演したら、観た人から「もちろん全てはわからないけど、何かすごくわかった。僕にも完全にはわからないし、それは安永さん自身もわかってないんだろうけど、」という感想をもらった

好きな映画:大島渚『愛のコリーダ』、鈴木清順『陽炎座』、大林宣彦『さびしんぼう』、中原俊『桜の園』、岩井俊二『花とアリス』、ヴェラ・ヒティロヴァ『ひなぎく』、ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』、アンドレイ・タルコフスキー『ストーカー』、ゲオルギー・ダネリヤ『不思議惑星キン・ザ・ザ』、ヤン・シュヴァンクマイエル『アリス』、ティム・バートン『エド・ウッド』、ウェス・アンダーソン『ダージリン急行』

好きなアーティスト、音楽:Bjork、Sigur Ros、My Bloody Valentine、Mogwai、The Flaming Lips、Jain、YEN TOWN BAND、リリイ・シュシュ、GOMESS

好きな本:九鬼周造『いきの構造』、夢野久作『少女地獄』、坂口安吾『日本文化私観』、安部公房『箱男』、金井美恵子『兎』、稲垣足穂『イタ・マキニカリス』、寺山修司『ある男、ある夏』、澁澤龍彦『少女コレクション序説』、村上春樹『レキシントンの幽霊』、宮沢章夫『サーチエンジン・システムクラッシュ』、山尾悠子『歪み真珠』、本谷有希子『来来来来来』、円城塔『道化師の蝶』、高橋源一郎『さよならクリストファー・ロビン』

「これだけは人に負けない!」というもの:存在を疑うこと

人生で「これだけは経験しておきたい」こと:世界を信頼した一日を過ごす

元気アイテム:狭くて静かな空間

好きな言葉:言葉が好き

あなたにとってのアイドル:トリプルH