ミスiD2020 芸術賞

No.63
世界ひろしセカイヒロシ
1998年4月27日生まれ (25才)
153cm / B88 W60 H70 / イラスト /
自己紹介PR
私は生きてて色々あった。友だちに一回相談したけど「嘘なんじゃないの?」と言われて死んでしまった。私の苦しみは嘘じゃない。
具体的に書くのはちょっと気が引けるのでやめます。本当に苦しかったよ 今もだけれど。
私は絵を描いている間は救われている気持ちになる。とにかく沢山絵を描いた。絵を描いて先生にやめろと怒られることもあった。何をしようがおれの勝手だよ。
ミスiDで私の絵とデザインが売れたらいい。絵で誰かを救えたらそれだけでいいんだよ



将来の夢:好きな絵を描いて生活したい

チャームポイント:顔が薄いです

最近起きたウレシイ出来事:なんでカタカナなの?

最近起きた悲しい出来事:シバノさんネタで身内で盛り上がってたら裏垢が炎上してしまったこと

ミスiDをどこで知ったか:水野しずさん
審査員のコメント
菅野結以
やわらかい青森弁のシャープな才能。
絵だけじゃなくファッションやビジュアルのトータルバランスが毎度すばらしく、確立された自分のスタイルが全方位的に行き届いているのが見ていて気持ちよかった。
小林司
授賞式が終わって年があけて、世界ひろしから「(私の住む)八戸でイベントをやりたいので来てくれないですか」と連絡があった。基本ミスiDの子のイベントでは部外イベントでもソロイベントでもギャラはもらわないので、かといって出張代も申請できず、ちょっと迷ったのだけど、結局自費で行くことにした。
大昔、当時のとある彼女とレンタカーでなぜか寺山修司記念館や恐山を回った時に一度長く滞在して以来、ちゃんと青森に行くのは久しぶりだったから、というのと、世界ひろしが呼んでくれたから。だった。
青森の人の例外に漏れず、彼女は基本、寡黙。でも一旦話し出すと実はよく喋る。最終面接でも、名前は女だと思われると会おうよとかえっちしようよとか言ってくる奴がいるから男の名前にした、とか、青森は田舎なのでなめられるので昔金髪にしてギャルみたいだった時があった、とかおもしろエピソードを青森訛りでのんびり話してくれた。実はトーク、とてもいい感じ。
彼女の生まれ育った八戸は小さな文化的ないい街で、同時にやはり中心部から一歩外れるとひたすら田舎で、やはり彼女の育まれた文化的孤独も知ることができた(八戸は、生まれた子供には本をプレゼントすることになってる本の街で、八戸ブックセンターは美しく居心地が良かったし、ミスiDイベントをやった古本屋カフェも東京にあっても通いたいくらいいいところだった)。
同時にもうこの世代はほぼインターネットネイティブで、一緒に行ったamaneや同じく八戸出身の工藤あかりのミスiD勢との話の中でも、たとえばネットで知ったエロカルチャーとかが与えたみんなへの影響なんて聞いてると、インターネットによって開けた世界の広さは別に東京にいようが青森にいようが変わらないんだな、と思ったりした。
彼女は青森だけじゃなく仙台にライブペイントに行ったり、東北にカルチャーを、という意識が高い。これはやっぱり愛だ。
ぜひ、これを見た意識の高い企業の方いらっしゃいましたら東北カルチャー盛り上げましょう。連絡ください。
彼女の愛と愛されるキャラクターは、静かにいろんな人を繋ぐと思う。彼女を嫌いになる人なんて想像ができない。
そして何より彼女の絵の素晴らしさ、彼女が描いてくれたピノコの絵を今でも机に飾ってるし、例えばステッカーやロゴデザインなどのプロダクトでもそれはわかるレベル。
こんなすごい絵描きが八戸にいる。
SPOTTED PRODUCTIONS
東北訛りがすごいキュートでした。絵も素晴らしい。青いけど巫女さん感あった。
中郡暖菜
作品を直接拝見させていただき、すごく素敵でした!ぜひこれから色々な作品を生み出していって欲しいと思います。ぜひその軌跡を見ていたいです!おめでとうございます。
吉田豪
以前、なぜか彼女からDMで自撮りが大量に送られてきたとき、「シバノソウ顔=ミスiD書類落ち顔!」と返したことがあるんですけど(その後、何度自撮りを送られても「シバノ!」と返し続けた)、そのとき「シバノソウ顔の人みんな落ちたんですか?」と聞かれて、「何らかの武器があれば残れますよ」とボクが返したことが、今回ちゃんと証明された気がします。残っただけじゃなくて受賞まで!