アメイジング ミスiD2021 / 夢月賞

No.1368
苺谷 ことりイチゴタニ コトリ
アイドル,写真,映画,邦ロック /
自己紹介PR
こんにちは。苺谷ことりです。
エレクトリックリボンにいます。

私は食べることと寝ることと、
可愛いものが大好きです。

アイドルになりたくてアイドルみたいな格好をしてたら、知らない人からめちゃくちゃバカにされました。だんだん自分の好きなものが嫌いになりそうで、死のうと思いました。

私の人生は最高でも最低でもなくて、友達と喧嘩したこともないです。本当に私には何もなくて、頭も良くないし、面白くもないし、趣味も特技もなくて、特にこれが好き!って詳しいモノも無くて、ずっとそれで悩んでて、でも可愛いだけは諦めたくなくて、「私はかわいい」って言い続けています。

ミスiDの女の子達はみんな泣いたり笑ったり個性を出して、キラキラしてたので、私もミスiDを受けたら、何か少しでも変われるかな?と思いました。学校にも行かず、家かバイトしかない人生から抜け出したいです。自分のこと好きになりたい。自信をつけたい。

いつかは、みんなが自分の好きな自分でいる事を、バカにされて嫌になったり、辛くなったりした時に、私を見て少しでも勇気づけられたらいいなと思います。

人間はみんな可愛いです。それだけはみんなにわかって欲しいです。私が全部肯定するよ!!

私はさらに進化するぞ〜!!!!!私は最強で、かわいいです。それだけ。


将来の夢は何ですか?:超かわいいおばあちゃんになる

あなたの武器(特技、スキル、資格など)は?:かわいいこと

いま一番時間を忘れるほど夢中になれることって何?:ギター

今までの人生でやったいちばん悪いことは?:学校に行きたくなくてみんなに嘘ついて海に行った

最近起きた悲しい出来事は?:自分で作ったラーメンの麺が伸びて不味かった

あなたの好きな映画は?:おんなのこきらい、ディストラクション•ベイビーズ、ローマの休日

あなたの好きなアーティスト、音楽は?:クリープハイプ、銀杏BOYZ、ガガガ SP、大森靖子 etc.

あなたの好きな本は?:本は好きだけど書くほどの作品に出会えてない

ひとつだけ魔法が使えるなら?:前向きになりたい

あなたにとってのアイドルは誰?:れ音、恋汐りんご

アフターコロナの世界に期待することは何ですか?:思いやりで溢れている世界
所属
エレクトリックリボン
審査員のコメント
赤澤える
お顔を拝見した時点で「あ、この人に何かしらの賞をとってほしい」と思いました。とにかく可愛らしくて、愛くるしくて、ずっと観ていられる人です。ミスiDは外見だけを評価する場でないことは承知しながらも、とにかく観ているだけで幸せな気持ちになるので、審査期間中に何度もSNSを観にいきました。溜息が出るほどの可愛さです。
そして素敵なのはその容姿だけでなく、文筆にも才があると知り驚きました。最後の審査で読み上げてくださった“向かう電車の中で書き上げた文章”、あれは個人的に、きちんと寝かせて磨いたものを活字で受け取りたいと感じました。そのままでも大変魅力的だと思うのですが、その才能を放っておかずに、ぜひ大切に育てていただきたい。そう願ってやみません。その暁には、本当にとんでもない存在になってしまうと思うので。その前にお会いできたことを嬉しく思います。
今泉力哉
言葉の選び方だけでなく、それを音にした時に、より魅力を増す人なんだと思いました。 お芝居とかもやってほしいです。ただ、やりたくないことはしなくていい人な気がします。 準備よりも、即興的な魅力というか。そういうセンスがこれからも鮮度を落とさず続いていくといいですね。 近い将来、ぶつかると思うんです、壁に。変にうまくなってしまって。 その時には、ただ楽しむことを思い出してください。とっても難しいことだけど。
小林司
高知から東京に出て来て、今はアイドルをしている18歳。
黒髪ボブの目の大きな美少女で、でもオンラインの最終面接では金髪になったいて「黒髪ショートが好きだけど強くなりたくて金髪にした」と笑っていた。
高校を世界が狭くてやめた。文章を書くのが好きだったのに「人間失格」の感想文を書き直されて文章書くのやめた。汚い気持ちはしまっておこうと思った。久しぶりに書いたnoteの文章を読んで「気持ちを代弁してくれて救われた」って泣いてくれた人たちがいた。また書くようになった。ほんとは文章を書くのが好きだ。
そんな18歳。
高知にいる時からミスiDがずっと好きだった。れ音ちゃんとか。
ミスiDに出てる女の子たちが、可愛いに対する気持ちや生きづらさに対する気持ちを話してるのを見て、こんな「汚いって思ってた気持ちを美しさに変換してる表に出せる場所があるのか」と衝撃を受けた。友達とバッティングしないように今年受けた。その間にアイドルになった。
そんな18歳。
そして対面の最後の面接。「一番最新の自分の気持ちを伝えたいと思って、ここに来る電車の中で書いてきた文章を読みます」そう言って、スマホのメモを読み始めた。
だいたいがこういう場合「読む」ことに集中してしまい気持ちが入らなくなりつまらない。過去何年もやってきての各少ない法則で、しかも大体がこういう場合クソ長い。
彼女のメモもクソ長かった。
けど、そこにいた全員ほとんど息を潜めて彼女を見ていた、彼女の話を聞いていた。そして圧倒された。
普通の服を着なよと言われてきたこと。可愛い服を着ると胸がキュンとなって頭の中に虹ができること。文章を書くのが好きだけど私は幸せな文章を書いたらだめだから今は書けないこと。夜、人生の長さに飽き飽きして泣きたくなること。最強だった17歳に高知に置いてきた親友の女の子と海で走って寝転んで音楽を聴いて星を見たこと。私はつまらない人間になってしまったこと。
「東京に来て棘トゲしてたものがなくなっちゃって丸くなってしまった。不幸せじゃないと文章が書けない」
という彼女に、時間になってしまったので最後に笑って声をかけた。「大丈夫、またすぐ不幸せになります。人生そんなに甘くないから」。
18歳の未来しかない女の子にかける言葉としてはどうかと思うけど、それを聞いてそれまでで一番笑ってくれた。そしてその日こうツイートしてた。
「人生そんなに上手くいかないからまた不幸になる時が来るって言われて、一見ひどい言葉に聞こえるけど、私は今日その言葉に死ぬほど救われた」
誰だって心の奥に無防備で繊細なエモーショナルを抱えてて、それを殺さないように隠して生きてる。そのうちに隠しすぎてほとんどのエモは死ぬ。でも、ごく稀にそれを殺さずに大人になる人がいる。その人たちは、歌を歌ったり本を書いたり服を作ったりして、それを残す。そしてそれは受け継がれていく。彼女の好きな甲本ヒロトのように。
彼女はそうなるべきひと。僕はこういう女の子に生まれたかった。
She is・竹中万季
「みんなに普通の服を着なよといわれるけど、好きな服を着る」と話していた苺谷さんが印象に残ってます。自分から逃げずに向き合い考え続けている、誠実な方だと感じました。noteにも「私は私が好きだから書き続けよう」と書いていたけれど、苺谷さんが誰かに見せるのではなく自分のために書いた、嘘がない、自分の心に正直な文章が、誰かを救うのだと思います。
SPOTTED PRODUCTIONS・直井卓俊
電車の中で書いてきたという最終面談のモノローグ、リーディングは棒読みだったけど聴けば聴くほど言葉が紡がれていて感心してしまいました。この才能はいつどこでどんな形で弾けるのか、楽しみです。嗚呼。
戸田真琴
生きることは苦しくもどかしくばからしく、生死に関わらないようなことがずっとムカついて離れなく、もうそういう心の揺れ方のせいでもうなんにもできなくなってしまったりもする。感情の言語化を率先してやる人ほど気がついてしまう、言葉というものの役立たずさにちゃんと打ちひしがれていることが、あなたの未来の心と言葉をもっともっと研ぎ澄ませてくれます。
言葉なんて嫌いだ、と思う夜と、この世界なんて嫌いだ、それでも僕らには、言葉がある。と鐘が鳴る夜を繰り返しながら私たちは生きてゆくのだと、そういうことを鮮烈に、苺谷さんを見ていて思い出させられました。
根本宗子
最高でした。文章の持っている気持ちの筆圧の濃さと言いますか、喋り言葉でちゃんと面白い文章を書ける人で好きでした。
最終面接に着てきたお洋服もとってもよかった。
ピエール中野
可愛さと危うさと迷いと突出した表現能力を兼ね備える、こんなにもミスiDらしい人がいるんだと、感動した。根っこにある感情や、それを表現するための文章、SNSの写真、どこに注目しても魅力あふれる逸材。
夢月
ただひたすらに、かわいい。
かわいくってかわいくって、仕方ない。
その圧倒的かわいさやキラキラの中にある、溢れるほどのもやもやと
17歳の退屈、足りない絶望。
全部甘すぎて苦くなるまで煮詰めて、ことりちゃん自身のための言葉に変えて欲しいです。
少しでもことりちゃんの好奇心を現実に繋げていけたら。という思いで、私の賞を贈ります。
吉田豪
前回のミスiD2020を受けたそうなのに一歩踏み出せずにいる可愛い子としてボクも当時からチェックしてたんですけど、同じようにチェックしていたのが室井ゆうという人物で、彼女を即エレクトリックリボンにスカウト! そんなわけで地下アイドルとして知名度を上げてからのミスiD挑戦となったわけなんですが、まだ何者でもない段階だったらグランプリも有り得たと思いました。いい思春期感の持ち主で文章も発言もいい。