アメイジング ミスiD2021

No.1783
田中 祐理子タナカ ユリコ
1988年7月19日生まれ (32才)
168cm / 女優,モデル,映画,映像制作 /
自己紹介PR
「ジュノンボーイだと思って受けてみたら?」と恋人に言われたので受けることにしました。田中祐理子です。役者です。
洋画に出てくる高校生くらいの男の子のようなスタイルが好きで、大学生の頃からメンズの洋服を着るようになりました。性自認は女性で、恋愛対象は人間だったらオーケイです。
いわゆる男っぽい見た目で通してきたけれど、女子トイレに入ったときに「え?」って見られたり、「ここ女子トイレですよ」って言われたりしたことで、自分の服装(スタイル)がやってはいけないものなのかと疑問を持つこともありました。
そうやって言われないためにどうしたらいいか考えて、誰でもトイレやみんなが行かない遠いトイレに行っていた時もありました。
けど、「みんな違ってみんな良い」(という考え方やLGBTQなど)が広まってきて、ようやく、そういう世界になって、運良くその時代に生きることができた。やっと認められるんだ、よかった、と安心したけど、それでもやっぱり息がしづらいときがあります。
未だにこの世界に自分の存在が認められてないような感じがするのは、トイレとか、「ゆりこちゃんはほんとに男の子っぽいよね〜」と、否定か肯定か分からない、「らしさ」を求められているニュアンスで言われたことが心に残ってしまっているからかもしれないです。
本当は、こんな時代にならなくたって、自分で革命を起こせるような、こんなジェンダーレスな自分がいてもいいんじゃないかって、そんな強い人で在りたいと思っています。でも、私は自分の存在を分かりやすくジェンダーレスって言い表してるけど、その枠に囚われたくないです。
今は逆に、カテゴリーが増えた分そのカテゴリーに入らなきゃいけないプレッシャーもあると思っていて、でもそうではなくて、一人の人間として、心から自由に、楽しく、枠からはみ出せ!
私は私としていることがこの世界への革命だと思って応募しました。


将来の夢は何ですか?:好きな人たちと他愛もないことで笑い合って、笑い合うことにちょっと恥ずかしさを感じたりすること。

あなたの武器(特技、スキル、資格など)は?:ここだけの話、顔が二枚目。魚を三枚におろせる。シェイカー振れる。ゲームセンターにあるバスケットボールのゲームが得意。

いま一番時間を忘れるほど夢中になれることって何?:恋人にアイラブユーを伝える時間。ちょっと恥ずかしいので内緒にしてもらえますか?

今までの人生でやったいちばん悪いことは?:母親に黙ってタバコを吸っていたことです。できたら内緒にしてください。

最近起きた悲しい出来事は?:インスタに写真を投稿しても知り合いからいいねがもらえない。

あなたの好きな映画は?:黒沢清監督「アカルイミライ」

あなたの好きなアーティスト、音楽は?:いまはくるり。ロックが好きですね。

あなたの好きな本は?:沢木耕太郎「血の味」

ひとつだけ魔法が使えるなら?:死者の国に行きたい。

あなたにとってのアイドルは誰?:ジョン・カサヴェテス

アフターコロナの世界に期待することは何ですか?:いまの時点では期待することが難しいです。 でも、淋しいときに淋しいってちゃんと人に伝えられることができたらいいなって思います。
審査員のコメント
赤澤える
かっこよくて、でも笑顔がとにかく可愛らしくて、審査中ずっと美しいアイドルのメイキングムービーを見ているような気持ちでした。心を鷲掴みにされたのは私だけではないはず。ハマる人はとにかくハマって抜け出せなくなってしまうような、沼的な魅力のある人です。
他の審査員と話しても「田中 祐理子さん、良かったよねぇ」と口にする人が多く、そう語る誰もがしみじみとした表情を浮かべるのも印象的でした。噛めば噛むほど味が出そうで、これからが非常に楽しみです。
今泉力哉
なんだか審査の場がいちばん恥ずかしい空気に包まれた気がします。 惚気というか、なんというか。ほっこりしました。 かっこよさだけじゃなく、さらけだしで臨んでくださった最終面接。 とても素敵でした。
川後陽菜
最初から今日まで気になってます。キレてる感じが終始あって、そう言うの含めて最高に良かったです。
佐藤ノア
キレながら審査室に入ってきました。
今年はイライラしてる人より悲しそうな人の方が多く見えたからか尚更目についてしまいました。ぶっきらぼうな感じも、自分のことを話したり発信するのが苦手な感じも、演技に向いているなあと思います。
素敵なので そのままでいてください。
She is・竹中万季
She isで「これからのルール」という特集を行ったときに、日比楽那さんという方が「この特集テーマで真っ先に思い浮かんだ人」として田中さんのインタビュー記事を公募で寄稿してくださったことがきっかけで知りました。完全にオリジナルな自分だけのスタイルを貫いていて、かっこいい、目で追いたくなってしまう人。

「自分らしさ」「多様性」という言葉が考えなしに多用され、無意識に何かしらの「らしさ」に押し込めようとする動きが生まれているこの社会で、そうした枠組みからポジティブに逃れていこうというメッセージを生き方から感じて、とても勇気が湧きます。
SPOTTED PRODUCTIONS・直井卓俊
その佇まい、照れ方、喋り方、誰かに似ていると思ったら渡辺大知君でした!(って思ってるの僕だけかもしれないが)これからの活躍が楽しみだし、隙あらばキャスティングしたい!そんな気持ちです。嗚呼。
戸田真琴
芝居のような話し方をする人だなと思いました。いろいろなことに苛立ちながら、それを隠したりたまに全部出してしまったりしながら生きている姿がとてもセクシーだと思います。きっと理想の自分像がある方なので、理想の田中祐理子を演じるかのように生きてみるのも面白いかもしれません。かっこつけるだけじゃない良さが現れている写真の数々が好きでした。とてもフォトジェニックな人です。
根本宗子
彼女のような俳優はとても大切だなと感じました。すごくまっすぐだし、俳優をやる意味がすごくある人。むしゃくしゃすることもあると思うけど、続けて欲しいなってすごく思うし、いつかご一緒してみたいなって思いました。
ピエール中野
すごくイライラしていたけど、それさえも魅力に感じさせてくれる不思議な存在感を放っていた。
夢月
憂鬱な色気。色んな妄想を掻き立てる、美しい写真。
こんな感想を抱いてしまったけど、私は今彼女の意にそぐわない消費の仕方をしてしまってるんじゃないか?と何故か勝手に葛藤してます。