ミスiD2022 ことのは賞
- 自己紹介PR
- 初めまして、靴下です。
さて、ミスiDを受けるとなると背筋が伸びますね。何をPRしよう。
正直、わたしにはわたしであること以外に何もありません。顔が可愛いわけでも歌や絵が上手いわけでもなく綺麗な言葉も並べられない。
でも、一生かけてわたしと向き合う気力は誰にも負けないです。
そりゃ、特別を持ってる人には憧れて生きてきました。いまだに憧れます。
だけどまあ、わたしの専門分野は、生きること。下手くそですけど、今のところ諦めないでこれてます。このまんまじゃ勿体ないし、武器にできるくらいの人生にしなくちゃと思います。
それに、わたしは毎日なにかの間に立っている感じがします。ある日、自分に性別の感覚が欠けていることに気づいたあたりから、女でも男でも大人でも子供でも特別でも普通でもない自分の、曖昧さばかりを知りました。
考えごとをするにも、どんな理論も一理あって、何かを正解にすることも無く、ただどれも間違いにしないように生きてきました。それらしいところで結論を出してかっこよく述べて、その先の思考を放棄するのはとてもだらしがないことに思えました。
だからわたしは何かを言いきれない。すべて考えている途中です。曖昧なことばかり。
わたしはそんな曖昧さのなか、自分が何者か分からなくなりました。それって結構怖いことです。
今は名前と出身地くらいしか自己紹介が出来ません。それ以外はいつも揺れてる。
でも多分、わたし何者かではあるんですよ。生きていて、実感がある。それは多分、きっとみんな何者かではあると思うんですけど。
だから今日、ミスiDを受ける人間になってみます。
みなさんに出会うためにミスiDを受けてみます。
将来の夢:何になれるのか、わからないけど、表現しながら生きていたいです。誰かの救済になる作品をつくる。
よく言われる第一印象:いい意味でも悪い意味でも、思ってたのと違う。と言われます。
でも本当は?:わかりません。でもまあ初見どう思われていようと、話してみないとわかんないことばっかだと思います。実際わたしは、自分を好きでいるために人に優しくしたりしてしまうような人間です。よくない。
テンションがあがる瞬間:朝に起きれたとき、天気雨に降られたとき、予定を立てずにでかけるとき、すきな映画をみたとき、すきな人間のすきな部分が増えたとき
好きなアーティスト、歌手:伊藤万理華、矢花黎、泉まくら、今日マチ子
好きな本、漫画:玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ(詩集)、センネン画報(漫画)、セッちゃん(漫画)
好きな映画、アニメ:スワロウテイル、21世紀の女の子、undo、君が世界のはじまり
よく見るYouTube:映画の予告編ばっかり見てます。ホットギミックとか、君が世界のはじまり、ひらいてとか。あ、あと、フワちゃんのYouTube大好きです。
会ってみたい人(有名無名問わず):山戸結希さん、トンツカタン 森本さん
常々疑問に思っている常識:なんでみんな、肉を食べられるのだろう。水族館で食べる魚料理も、牧場で食べる肉料理も、海辺で鳥を見ながら食べる唐揚げも。なんで食べられるんですかね、わたし去年まで全く食べられなかったんですけど急に今年から食べるようになって、なんでなんだろうと思ってます。
時間を忘れるほど没頭できること:絵を描くこと、文字を描くこと、話すこと。わたしの中身を外に出すときは無我夢中になって生きてます。
最近の悩み:世界に男と女しかいないこと。ゴミの日を忘れること。詮索されそうになると馬鹿なふりをしてしまうこと。
あなたが自分で武器だと思うもの:脳みそ
あなたが自分で弱点だと思うところ:目にみえるもの、きっと全部が弱いです。
これから始めてみたいこと:抽象的にいえば、わたしを解放してみたい。具体的には、映画が撮りたい。演じてみたい。
あなたにとってのアイドル、神様:西野七瀬は生の肉の人だから、神様じゃないけど、この世で一番のアイドルです。愛してます、幸せでいてほしい。
ミスiDを知った時期ときっかけ:14さいのとき、クラスでいちばんかわいい女の子がミスiDのことをこっそり教えてくれました。あの頃のわたしは、自分のことを女の子としてとても嫌いだったので、とてもドキドキしました。
- 審査員のコメント
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- SPOTTED PRODUCTIONS 直井卓俊
「時間を間違えていた」と焦り気味のZOOM面接でそのキャラクターの魅力に触れ、いつしか作り手としての興味が高まってしまいました。今後がとても楽しみです。