ミスiD2019 東佳苗賞

No.56
咲季サキ
1991年3月13日生まれ (32才)
155cm / B80 W56 H85 / モデル,アイドル /
自己紹介PR
咲季です。お針子をしています。27歳既婚です。オーディションに昔から興味があったのに、言い訳をしながらずっと逃げ続けてきました。でも、“アラサー”という現実を目の前にしてやっと向き合う決心をしました。
私は学生時代の「みんなと同じが正義」の中には入れませんでした。中学の頃大好きだったのはロリータファッション。親の理解はなく、周りの視線が怖くて、好きなのに自信が持てない自分が情けなくて惨めで大キライでした。好きを諦めて周りに合わせて生きるべき?でも、自分を捨ててまで生きる事に何の意味があるんだろう。そんな葛藤の日々の中で出会ったVivienneWestwoodは私の世界を変えてくれました。主張が強くて、派手で、エロっちくて、ロココで、パンクで、独特なパターンから作られる美しさを持った唯一無二のお洋服。もう誰に何を言われたっていい、この服を着るために生きようと思いました。
服の構造から理解したくて服飾に進みました。作ること、2次元を3次元にする面白さを知りました。Vivienneを通じて出会った人と結婚もしました。お針子は天職だと思えるほど、大好きな仕事になりました。 好きを貫くと決めてから、私は外見も中身も大好きなお洋服と釣り合う人になるために必死に努力しています。座右の銘は一生勉強です。ダイエットをして、メイクや自分の体型でも似合うコーデを研究しています。それをinstagramにアップしているうちにちょこっとだけ存在を知ってもらえるようになりました。
でも、SNSでいくら優しいコメントをもらっても、世界は優しくはなってくれないし、生きやすくもない。全身Vivienneのヴィヴィ子な私を簡単には受け入れてくれない。批判されることも多い。それでも、私は私のために自分を貫きます。批判を力に変えて前に進める強い人でいたいです。そして、好きを諦めなくても、周りに否定され続けても、幸せになれるんだってことの実例でいたいです。同じように自分を貫く事に葛藤している子を肯定出来る存在になる為に、まずはミスiDで私を知って欲しいです。
あとは、ロココ絵画(特にブーシェ)、薔薇、紅茶、可愛い女の子、テディベア、深夜のお風呂が好きです。やると決めたらやり切らないと気持ち悪い、新しいことは好きだけど日常は保守的、そんな人間です。文字数が足りません。よろしくお願いします。



将来の夢 :誰かの感性を刺激できる人、縫製職人

チャームポイント :スーパーロングの髪

特技 :服を作ること

最近起きたウレシイ出来事 :プレエントリーで素敵な女の子と知り合えたこと

好きな映画 :下妻物語

好きな本 :世界の終わりという名の雑貨店

人生で「これだけは経験しておきたい」こと :薔薇のタトゥーを入れる

元気アイテム :シュタイフのベア

落ち着くと思う場所 :ミシンの前

好きな言葉 :伝統をもって未来を創る

あなたにとってのアイドル :竜ケ崎桃子、Sarahstockbridge

ミスiDをどこで知ったか :東佳苗さんのTwitter
審査員のコメント
大森靖子
美しい打算はもはや打算ではないし美學で、人生ごと静かな映画のようで見惚れました。
小林司
デザイナーやデザイナー志望というのは今までもいたけど、いわゆるお針子という肩書きは初めてだった気がします。
「みんなと同じが正義」の中には入れなかった女の子が「そのままアラサーまで来てしまった」その違和感が顔にちゃんと出てて、パンクないい目をしてます。
人生を変えた存在VivienneWestwoodを愛してるので、27歳で既婚になった今も、年齢や結婚なんかに関係なく、美しくて強い人生を送ってる。そういう力強さがありました。
好きな存在を自分にフィードバックできる人って案外いないと思うんです。彼女はそれがものすごく濃くできている。
「同じように自分を貫く事に葛藤している子を肯定出来る存在になる為に」ミスiDに出たので、デザインができる人、モデルができる人、広めるのが得意な人なんかとどんどん組んで、そのブレない美意識を形にしてほしいと願ってます。
今度はあなたがフィードバックする番なので。