ミスiD2020 ファイナリスト

No.32
家庭科カテイカ
2001年6月29日生まれ (22才)
161cm / B80 W61 H85 / 女優,文学 /
自己紹介PR
教室の床の軋む音 眠くないのに机に突っ伏すせいで、昼間に眠る癖がついた15時 わからないふりをしているのに、隣の席の女子が髪の毛を編み込む音までキャッチしてしまう敏感さが鬱陶しい トイレは夢の中 鏡は時々偽物を見せてくれる
好き と 知らない だけで世界を分けることができた幼い頃に戻れたら、もっと上手にできたかもしれない 静かなのに、耳を塞ぎたくなるくらい不愉快な心情 一緒にいないと生活できないクラスの友人 世界は広いかもしれないが、道を逸れる体力もない
いいねの数をかぞえるたび、私の中で私が傷つける パンケーキにナイフをいれるたび、味覚がなくなってゆく 記憶は、ミルクの膜みたいにうすく、唇に触れると不愉快だ
いつかあの子になれると信じる21時 好きな男のためだけに化粧をし、シャンプーを変え、髪の毛にアイロンをあてることができれば、私は幸福だったはずだ 女の子がピアスを開ける意味はいつだって一緒だった あの子のピアスホールを見て、私は自分の右耳を呪うように撫でた あの子の影には不釣り合いな耳に、私はどうしようもなく憧れ、護りたいとも思った 1人ならちゃんと歩けるのに、もう一方となるとそこはいつも無重力で、あたしは目を瞑ることしかできない しかしそれは悲しいばかりではないのだ



特技:ブランコ

最近起きたウレシイ出来事:ミスドのドーナツを友達にもらった

最近起きた悲しい出来事:クラスが変わった

好きな映画:ピンポン

好きなアーティスト、音楽:クリープハイプ 崎山蒼志 神聖かまってちゃん

好きな本:薔薇の木枇杷の木檸檬の木 流しの下の骨 つめたいよるに こうばしい日々

人生で「これだけは経験しておきたい」こと:デート

落ち着くと思う場所:家の近くのモス

好きな言葉:少女のままで死ぬ

あなたにとってのアイドル:あのちゃん

ミスiDをどこで知ったか:大森靖子さん
審査員のコメント
大郷剛
秘めた才能を感じた、とても気になる。
小林司
日本語には「掴みどころがない」というとても素敵な形容詞があって、彼女はまさしくそれだな、と思ってずっと見てる。
可愛いのか可愛くないのか(これは今のみんなが目指す”量産的可愛さ”という文脈で)、やる気があるのかないのか、十代女子なのかすらわからない(十代女子なのだが)。
つまり、そういった「外的要因とは関係ない魅力がある」というところが魅力だ。
そして彼女の真髄はおそらく喋りだ。
たとえば配信。顔出しでもラジオトークでもなんでもいい。インスタで質問を読み上げながらでもいい。彼女がセミ→ファイナルで一度落ちかけて、復活戦で復活したのは一重にこの配信での驚異的な巻き込み力のおかげだった。
どう面白いかは騙されたと思って一度なまで聞いてみてほしいのだけど、媚びるわけでも、わかりやすいただの「毒舌」というわけでもないけど、なんとかくヌルッとした、自虐まじりのネガティブトークが果てしなく続いていくその感じは完全にクセになります。特定の誰かをdisるわけではないし、嫌な気持ちになることもない。
この分野をまずは自分で切り開いていってほしい。独特だから。派手じゃないけど、続ければ、絶対に誰かが見つけてくれるはず。
冒頭で散々ルックスとは関係なくと言っててなんだけど、ルックスにも不思議な魅力はあり、このアンニュイな感じをきちんとブレずに出していけばファンのつく顔。終わってからたびたびDMなどでおっぱいを仄めかしてくる。”日本家屋の、畳の似合うグラビア”ができる人だと思うので、その武器もぜひ惜しげなく使ってほしいと思います。
夢月
エントリーシートで一番気になっていた女の子。強すぎる彼への思いを自己満で留めておきたくなる程の言葉で昇華って、本当になかなかできないので羨ましくも思いました。
復活戦見守っていて、2位だったけど絶対ファイナル進んで欲しい!と小林さんに夜中LINEまで送ってしまいました。